(渡真利)報告書 うまくできそう?
(半沢)あとは 近藤の持ってくる
田宮社長の証言が で いつ提出すんだっけ?
取締役会に議題としてあげる前に
明日 頭取に見せることになってる
これで いよいよ ああ
よし!
にしても
《≪(大和田)私は君を本行に戻すと 《(近藤)本当にできるんですか? 《できる 《もう一度 なってみないかね》
《銀行員に》
《よろしく…》
《お願いします》
ただいま どうしたの? 珍しいじゃない
そんな顔して帰ってくるなんて
聞いて驚くなよ
銀行に戻れることになった
えッ ほんと?
ああ 本決まりだ
でも 突然どうして?
まあ 色々とな
じゃあ 出向は?
もちろん無しだ
洋弼 洋弼 パパがね…
(留守番電話)
(中野渡)もし これが事実なら➡
銀行として 大和田常務を
このままにしておくわけには この添付書類というのは?
タミヤ電機社長 京橋支店からタミヤ電機に 大和田常務の妻 どのような経緯で 要約いたしますと 半強制的に 手違いで遅れておりますが
取締役会までには 半沢 もし負けたとき
失うものは大きいぞ
覚悟の上です
分かった
この報告書は 確かに私が受理した
3日後の取締役会で議題にあげ
審議することを約束する
お願いいたします
確実なんだな 間違いないな?
(川口)はい 今朝 確かに部長が
(渡真利)半沢!
今 人事の裏情報を聞いた どうした? しかも広報部だ
(野田)あいにく近藤部長は 本日 そうですか では携帯のほうに はい 失礼します
(留守番電話)
半沢です 何時まででも 待ってるからな
(一同)イヤーッ…
待ってたぞ 近藤
半沢
俺は…
早く着替えてこい
イヤーッ 面!
面 面 面!
面ッ!
面 面 面!
面 面ッ!
面ッ!
半沢
近藤
生きてくって
大変だな
時々 思うよ
何で銀行員なんかに
ノルマはキツイし
同僚とする話は
いつも金や人事のことばかりだ
転勤は つきもので
そのたびに 一つでも汚点を作れば
お前みたいに 周りのやつらから
謝罪の言葉の一つもない
なった人間が悪いと 片道切符の島流しだ
だが お前は自力で戻ってきた
広報部は お前の夢だったんだろう
それを手に入れたんだ
いいじゃないか それで
半沢
でも俺は
そのために お前らを…
お前らを裏切ったんだぞ
何でだろうなあ
加われば完璧だ
大和田と決着がつけられるな
近藤のやつ 遅くねえ?
言っているんだよ》
そんなことが》
報告書を渡してくれたらね》
(由紀子)お帰んなさい➡
いかなくなるな
田宮基紀氏の証言です
融資された3000万が
棚橋貴子の経営する会社に
資金転貸されたかが語られてます
田宮社長が大和田常務に
協力させられたという内容です
必ず添付いたします
これだけのことをするからには
承認印を押してましたから
まだ内示も出てないそうだが
近藤が銀行に戻ってくる
一体 何がどうなってんだよ
お休みをいただいてますが
かけ直してみます
近藤 いつもの場所で待ってる
なっちまったんだろうって
家族には つらい思いをさせる
すぐに出向だ
なりたくもない病気になっても
言わんばかりに