<東京中央銀行の <株の運用失敗によって>
<120億円もの損失を出した>
<半沢は頭取命令によって>
<ホテルの再建を <間もなく行われる金融庁検査で
<実質破綻先と分類されれば>
<銀行は <巨額な引当金を>
<積むことになるのだ>
<しかし 実は
<融資を得るための <半沢は突き止める>
<何としても <銀行を <その前に現れたのは…>
(黒崎)ただいまより➡
金融庁検査を行います
よろしくね
お久しぶりねえ
<同日 同時刻 金融庁検査は>
<全国にある東京中央銀行の <それは まさしく <金融庁との
運命って信じる?➡
私は信じるわ
あなたとまた (半沢)金融庁に戻られたんですね あなたも出世したみたいね
あのときの支店長を 言っておくけど 伊勢島ホテルは そのつもりで お手柔らかにお願いいたします
では早速 (小野寺)はい 伊勢島ホテルの ご説明します 資料にあるとおり…
120億の損失の件から
話してちょうだい
ええ その…
あの120億は まずは本業のホテル経営における
小野寺 では改めて ご説明します
伊勢島ホテルは 前期は それに対し 同社は もっと具体的に! 上海 シンガポールの大手旅行代理店との それに備えて IT設備の導入も進めており
確か システム開発を依頼していた先は
ナルセンエンジニアリングだったわよね
はい ナルセンは国内でも
5本の指に入る 伊勢島ホテルも 多額の投資を行い 今回の経営再建の まあ いいわ
でも肝心なのは 120億の大損失
どう補填するつもり?
都内にある社員寮 および
関連企業の保有株を手放すことで それじゃあ
50億ってとこかしら
全然 足りてないじゃないの!
本業のホテル経営が黒字化すれば
不足分は数年で補填できると…
たらればの話は聞いてません➡
はあ… 大体 あんた達はさあ➡
伊勢島ホテルが 200億もの融資をしたのよねえ➡
にもかかわらず その直後に しかもよ 融資を止めたっていうじゃない➡
なのに あなた達は なぜかしら?
無能だからじゃないの?
そんな あんた達に
伊勢島ホテルは これから 信用できるわけないじゃない➡
次の聞き取り調査までに
120億の確実な補填案が 伊勢島ホテルは 実質破綻先として そうなると 御行には概算で…
1520億 とんで860万円の引当金を
積んでもらうことになるから➡
いい? もう一回 言うわよ➡
1520億 とんで860万円よ
無理です
120億の損失を 余剰資産があるとは思えません
それでも何か見つけるしかない
小野寺 伊勢島ホテルの資産状況 はい
(内藤)頼むぞ 半沢
はい
(渡真利)よりによって 黒崎とはね 勘弁してくれ 白水には見抜けて 痛いところ突くね 黒崎は…
内部告発があったが うちの行員が その古里の書いた報告書 他の疎開資料と一緒に うちにある
処分した方が安全じゃないの?
あれは 京橋支店と伊勢島ホテルが 金融庁検査が終わったら それまで処分はできない
そう言うと思ったけど あんなものが表に出てみろ
大口取引先である伊勢島ホテルが>
任されることになった>
伊勢島ホテルが>
1000億円以上にのぼる>
伊勢島ホテルの運用損失の裏には>
隠蔽工作があったことを>
伊勢島ホテルの問題を解決し>
守らなければならない半沢だが>
主要支店にも入った>
東京中央銀行の存続をかけた>
戦いの幕開けでもあった>
こうして会えたんだもの
おめでとうございます
踏み台にして➡
今回の最重要課題だから
≪(岸川)黒崎検査官➡
聞かせてもらいましょうか
与信内容について➡
聞こえません!
株の運用失敗による特別損失です
業績内容から ご説明いたします
はい
ここ数年 業績不振が続き
20年ぶりの赤字となりました
顧客ターゲットを海外 特にアジアからの…
何をどうしたの?
業務提携が既に決定しております
独自のインターネット予約システムなど
IT関連企業です
設備開発に力を入れており
重要なファクターの一つとなってます
当面の資金を捻出いたします
黒字になると見越して➡
120億の運用失敗が発覚した
白水銀行は それを見越して
それを見抜けなかった
黒字になりますって言われても➡
示せなければ
即 分類しますから
今の伊勢島ホテルに
補填できるだけの
もう一度 洗い直してくれ
お前 随分と好かれてんだな
あいつとの相性は最悪だ
うちには見抜けなかったって
握り潰したなんて言えないからな
ちゃんと隠してあんのか?
事実を隠蔽した重要な証拠だ
キッチリその責任を取ってもらう
絶対に見つかんなよ