(半沢)この産業中央銀行で ≪(面接官)いや しかし銀行は いいえ
こちらでなければダメなんです
実家が 私が中学のとき
取引先が倒産して
うちの会社も つぶれる寸前まで 何とかします 何とかしますと
そう言って 今でも目に焼き付いております
その数日後
父は過労で倒れ 他界しました
父の死後 いち早く融資を引き揚げ
母と従業員を苦しめました
そのとき それまで つきあい程度しか こちらの産業中央銀行です
御行は 父が残した工業用部品の 融資して救ってくださいました
父の工場は 母が引き継ぎ
今でも どうにか続けていくことが ですから私は その恩返しがしたいと
分かりました 明日午前0時までに ご縁がなかったということで 分かりました
(面接官)次の方
(渡真利)やっぱりね
君は絶対に受かってると 俺は渡真利忍
君達 慶応の体育会だろ?
俺も同じ 慶応の経済
体育会剣道部の近藤直弼です
君は 半沢直樹 だよね?
面接んとき覚えちゃったよ
はい よろしく
ちなみに
俺は プロジェクトファイナンス志望
バンカーになったからには
何千億って金を動かして
未来を左右するような大事業に 俺は銀行員として 部署は どこでもいいかな
おお ご立派
どこ志望?
俺は もっと上に行く
えッ?
上に行って
やることがあるんだ
≪(江島)分かってるのか?➡
5億だぞ 5億!➡
半沢 お前のせいで損失したんだ
≪(江島)何だ その目は?➡
突っ立ってないで 支店長に ≪(中西)あッ あの…
早くお詫びしろ!
話が違います (浅野)もういい
今は責任のなすりあいを
私の土下座で いくらでもします
ですが 今は 5億を回収することが先決だと 開き直るつもりか? 何としても5億 回収してください
もし できなければ…
<関西地方の支店は>
<およそ50店舗あり>
<中でも この大阪西支店は>
<大阪本店 難波店 船場店と並ぶ>
<4大支店の一つである>
<その大阪西支店に>
<半沢直樹が着任して 2年>
<今 最大の窮地を
≪(牧野)大口の取引先の うちも時間の問題だと➡
メーンバンクの関西シティが いや まだ 前回融資してもらった5千万まで このままでは うちは今月 どうか どうか 牧野社長 特許申請してますか?
(社員)こちらになります
はい こちらです➡
昨日 特許庁から認可が出まして
製造現場を見せてください
(従業員達)こんにちは
≪(従業員達)こんにちは
こんにちは
≪(牧野)どうぞ
(ため息をつく)
ほとんどが手作業ですね
開発の試作機を作る現場なので
量産が決まれば しかし こうチマチマと 人件費も膨大だ
あえて そうしてるんです
ほう
うちの製品は 音を聞かないと分からない感覚が
働くことは 私の夢でした
うちだけじゃないでしょう
小さな会社をやっております
追い詰められました
必死に頭を下げる父の姿は
メインバンクだった地元の地銀は
私達を救ってくださったのは
取り引きをしていなかった
将来性を正確に見抜き
できております
ぜひとも御行に入って
思っております
面接は以上です➡
ご連絡がない場合
ご了承ください
思ってたよ
よろしく
関わりたいと思ってる 君は?
社会の役に立てるなら
半沢は?
土下座の一つもしたまえ!
あのとき全ての…
しているときではありません
ご満足いただけるのなら
一刻も早く事態の真相を突き止め
思いますが
君の言うとおりです 半沢融資課長
迎えようとしていた>
井端工業がつぶれ➡
突然 融資を断ってきまして
それだけならいいんですが
当座から強制的に取り上げられて
確実に不渡りを出します
力をお貸しください
この内視鏡用ソケット
≪(牧野)はあ?
ある程度はラインに乗せます
いちいち手作業で行うとなると
手で触れて 目で見て